徳島県海部郡障がい者相談支援センター「おおぞら」～地域とともに～
人の温かみ
2022年10月
聴覚障がい者の老夫婦が、長年住まれていた家屋が老朽化し、雨戸やガラス戸の開け閉めがなかなかできず、
家の中に雨が入り込んでいた為、畳が腐り、土壁が剝がれ落ちていました。
電気も付かない箇所があり、その上、何でも頼っていた夫が病に倒れ入院し、1人暮しとなり、不安を抱えながら生活をされていました。
家に訪問に行った際に相談され、ご本人(Aさん)のご近所の大工さん、サッシ屋さん、電気屋さんに連絡したところすぐに駆けつけて下さり、
他の仕事もあり、お忙しいにも拘らず、直ぐに改修して下さいました。
Aさんも大変喜んでおられ、私たち支援者も、その行為に感謝しかありませんでした。
人と人とのコミュニケーションが薄れてきたこの時代に、ホッと人の温かみを感じました。
たとえITが普及し進化しても、常に人と人との関りを持つことは大切だと感じた出来事でした。
